ンの音声記号④

今回は前回に引き続き、「ン」の音声記号についての解説をします。

「ン」は同じ「ン」でもとにかく種類の多い音です。

はじめての方は、「ンの音声記号①」から読むとより理解しやすいかと思いますので、ぜひ参考にしてください。

 

とにかく大事な前提条件は覚えていますか?

「ン」は後輩おもい

「ン」といえばすぐに後ろの音に注目です。

 

今回の“後輩”は「軟口蓋音」です。

 

④[ŋ] 軟口蓋鼻音

前回出てきた歯茎硬口蓋鼻音[ɲ]と、非常に紛らわしいですが、困ったときはこの図を思い出しましょう。

調音点の前後が、フックのようになっている部分と合致している、と覚えておくと忘れません。

条件:後ろが軟口蓋音

[k] カ行

[g] ガ行

[ŋ]

 

例をあげます。後ろの音の準備が「ン」で始まっていることを意識しましょう。

演歌 [eŋka]

援護 [eŋɡo]

演技 [eŋʲɡʲi]

注目すべきポイントは2点。

  • 「援護」を発音するとき「えんご」の「ご」を発音するとき、破裂音というよりも軟口蓋を長めに閉じるとき、それは鼻濁音になります。([eŋŋo])

鼻濁音についてはまた別の記事、動画で解説します。

 

  • 「演技」の「ぎ」では口蓋化が生じており、「ン」の発音もその影響を受けていることを確認しましょう。この場合、発音記号「◌ʲ」が加わります。

 

まとめ

後ろに軟口蓋音が来る時、「ン」は有声軟口蓋鼻音[ŋ]になる!

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