今回は「ン」の音声記号についての解説をします。
「ン」は複雑なのでシリーズを分けて解説していきます。
「ン」の音、というのは専門用語では撥音といいます。
これ以外で絶対に使わないような漢字ですね。
撥
です。
まず、前提条件として
「ン」は後輩おもい
ということを押さえておきましょう。次に来る音によって発音の仕方が変わってくる、ということです。
①[m] 有声両唇鼻音
条件:後ろが両唇音
[p] パ行
[b] バ行
[m] マ行
例をあげます。実際に声に出しながら、確かめてみましょう。
さんぽ [sampo]
こんぶ [kombu]
さんま [samma]
それぞれ発音「ン」の後ろの音が唇を一度閉じる両唇音であることを確認してください。
そして「ン」を、後ろの音を発音する準備をして発音しているイメージを掴みましょう!
プラスアルファで、口蓋化の話をします。
口蓋化について不安な人はここから復習しましょう。
「コンビ」[komʲbʲi] と発音してみましょう。
後ろの音、「ビ」は母音が[i]なので、口蓋化します。
その時、後輩をいたわる先輩、「ン」はちゃんと空気を読んで口蓋化します。
よって、どちらの子音にも口蓋化を示す記号「◌ʲ」が付きます。
まとめ
後ろに両唇音が来る時、「ン」は有声両唇鼻音[m]になる!
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