このページでは日本語教育に携わる際に欠かせない専門用語、テンスについてお話をしていきます。
テンスは文法用語で、
時制、現在か未来か過去
を表す言葉です。述語に関わりがあります。
具体的に例を見ながら確認していきましょう。
例1)小千田「カレーを食べる」
小千田が「カレーを食べる」と言ったとしましょう。
ここで述語は「食べる」です。このテンス、つまり時制が現在、未来、過去のどれなのかを考えます。
「発話時」がキーワードです。この「カレーを食べる」という発言がなされた時間を指します。発話時において「食べる」という動作はいつ行われるものなのかを考えると・・・・・・未来になりますね。
つまり、この「食べる」という述語のテンスは未来です。
図で表すとこんなイメージです。
例2)小千田「私は昔ハンサムだった」
「ハンサムだった」が述語です。
発話時を基準に考えて、「ハンサムだった」のはいつでしょう?過去なのは明白ですね。
つまり、テンスは過去になります。
まとめると、テンスというのは現在か、未来か、過去という時制を表す言葉だということです。カタカナになると紛らわしく混乱すると思いますが、シンプルに「時制」と置き換えて考えてみましょう!
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