推量のモダリティ「らしい」②

 

今回は推量のモダリティ「らしい」について深堀りしていきます。

「らしい」いついて基礎的な部分をカバーした記事はこちら

 

推量のモダリティ「らしい」のポイントは、

聴覚情報をもとに推量

が行われていることです。

では、「らしい」を「ようだ」に置き換えてみたらどうなるのでしょうか?

今回はその違いを取り扱います。

(1)小千田は来週の会議に参加しない らしい / ようだ。

簡単に言うと、

らしい」が耳から聞く情報に全振りしているのに対して、

「ようだ」は目で見た内容など、様々な要素から推測されたものと言えます。

 

他の例で見てみましょう。

(2)小千田はあの秘密をまだ知らない らしい / ようだ。

ここで「らしい」と「ようだ」を比較すると、

客観的に物事をとらえられているのが「らしい

より主観的で関心度が高いのが「ようだ

と言えます。

 

この二つ非常に近いので複雑な話になってきてしまいますが、

「らしい」の方が伝聞により近い感覚を持っておきましょう。

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