確信のモダリティ「はずだ」③

 

確信のモダリティ「はずだ」の第3弾です。

一本目の記事はこちらから

 

今回のポイントは

現在の状況に反しているが自分が当然と考えていることを表す

です。

つまり、もうすでに当然だと思っていることが事実として「偽」であるときに使うケースです。

パターンを具体例で確認してみましょう。

 

(1)おかしいな。さっき(窓を)閉めたはずなのに。

自分で閉めたから窓は閉まっている、のが当然ですがそれに反してなぜか窓は開いている。

”不思議だなー”と思う気持ちも含まれています。

 

(2)昨日メールで送ったはずなんですけど。

例えば仕事場で、部長から「今日の会議の資料は?」などと聞かれたとします。その時にメールで既に資料を送っていたら、部長の元に資料が届いているというのが当然起きているべき状況です。しかしその状況に反し、部長は資料が見当たりません。

自分は~した、しっかり対応をしたという主張ができるので、言い訳をするときに使われたりもします。

「今日朝鞄に入れたはずなのに!」

といったように使うことができます。

 

(3)あれ?小千田は今日休みのはずなのに。

「あれ?」と言っているので不思議に思っている要素が加わっていることが分かります。

休みの人間は当然会社にいないはずですが、なぜかいる。現実が自分の当然だと思っていることと反しています。

 

不思議だな?変だな?と思う時、言い訳をする時の2パターンでこのモダリティ「はずだ」は使うことができます。

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