引き続きテンスについて解説していきます。
Part.1では動詞を取り扱いました。(復習はこちら)
今回は形容詞を見ていきます。
まず形容詞には「イ形容詞」と「ナ形容詞」があります。この二つは、名詞にくっつけることで違いを見分けることができます。
熱いお茶 →「い」で終わるのでイ形容詞
静かな部屋 →「な」で終わるのでナ形容詞
では、このル形とタ形について見ていきましょう
イ形容詞
ル形
あつい/あついです
タ形
あつかった/あつかったです
「この教室はあつい。」と言う場合、「あつい」のは今です。イ形容詞のル形は現在のテンスであることが分かります。
一方で「この教室はあつかった。」と言うと「あつい」のは過去の話になるのでタ形は動詞の時と同じく過去のテンスを表します。
ナ形容詞
ル形
静かだ/静かです
タ形
静かだった/静かでした
ナ形容詞に関しても、イ形容詞と同じようにル形は現在、タ形は過去のテンスを表します。
動詞と形容詞のテンスについて見たとき、タ形は共通して過去を表します。
しかし、ル形は同じル形でも品詞によって表す時制が異なるのです。動詞の場合は未来が多く、形容詞の場合は先ほど見たように現在を表します。
すこし紛らわしいですが、まずはテンスが過去か過去でないかに目を向けて見分けられるようにしましょう!
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