このページでは確信のモダリティ「にきまっている」を勉強して意向を思います。
以前取り扱った「にちがいない」と非常に似ています。
接続から見ていきましょう。
確信のモダリティ「にきまっている」
〇接続:普通形+にきまっている
例)
●動詞
「行く」+にきまっている、「行かない」+にきまっている
「行った」+にきまっている、「行かなかった」+にきまっている
●イ形容詞
「暑い」+にきまっている、「暑くない」+にきまっている
「暑かった」+にきまっている、「暑くなかった」+にきまっている
●ナ形容詞
これだけ少し注意です。「有名だ」を例にします。
「有名」+にきまっている、「有名ではない」+にきまっている
「有名だった」+にきまっている、「有名ではなかった」+にきまっている
●名詞
「休み」+にきまっている、「休みではない」+にきまっている
「休みだった」+にきまっている、「休みではなかった」+にきまっている
接続は以上の通りです。
この確信のモダリティ「にきまっている」のポイントは、
考えたり推論したりするまでもなくある事態が確実に成立するということ
です。
確信度がとても高く、考える余地がないことに注目です。イメージとしては、決めつけたり思い込んでいるときに使ってもいいくらいです。
「にちがいない」「はずだ」は考える要素があるのでそこが大きな違いです。
(1)崖から飛び降りたらけがをするにきまっている。
崖から飛び降りるのは超危険!けがをするのはほぼ不可避ですね。よって、考えるまでもなく結論が出せるので「にきまっている」を使います。
「にちがいない」「はずだ」は崖を少し観察したりして考える動作をワンクッション挟んでいるイメージです。
(2)小千田は昨日徹夜したにきまっている。
状況として”小千田の大好きなゲームの発売日”だとします。相当好きなんだから徹夜してゲームをしたことは考えるまでもなく明らか、という時に使います。
言い換えて、「徹夜したにちがいない」とすると目の前に眠そうにしている小千田がいる、といった状況があることが考えられます。
(3)どうせ私が負けるにきまっている。
これは「どうせ~にきまっている」というパターンです。結果が分かっているからやらなくてもいい、というニュアンスを含んでいます。
経験上結果が明らかだという場面で使われる表現がこの「にきまっている」という確信のモダリティです。
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