確信のモダリティ「はずだ」②

確信のモダリティ「はずだ」についてお話します。

これは二本目なので、もしはじめての方がいましたらこちらから読んでいただけるとわかりやすいかと思います!

今回のキーワードは「納得」です。

すでに確定している事実の原因を知り納得を表す。

例で早速見ていきましょう。

(1)

A: 小千田は2歳からピアノを習っているらしいよ。

B: 通りで上手なはずだ。

この二人の会話は、「小千田はピアノを弾くのが上手だ」という事実を前提にして行われます。ピアノを弾くのが上手な理由を聞き、Bは納得をしているのです。

「通りで」「なるほど」「それじゃあ」「じゃあ」

などといった言葉を前に加えて、納得の気持ちを表現するとより自然になります。

(2)

A: 小千田は毎日一升の米を食べるんだって。

B: それじゃあ太るはずだ。

こっちの例では、「太った小千田」がすでに確定している事実に当たります。どうして太ってしまったのか理由を知って、Bは納得しています。

今回はナ形容詞、動詞を例に出しましたが「痛いはずだ」のようにイ形容詞でも使うことができます。

納得する、というニュアンスにおいて過去ではなく非過去を使って表現するというのも頭に入れておきましょう。

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