推量のモダリティ「そうだ」②

 

前回の推量のモダリティ「そうだ」①に引き続き、「そうだ」に関して異なる要素について説明していきます。

接続に関しては①の記事を参考にしてくださいね。

 

今回取り扱う推量のモダリティ「そうだ」のポイントは、

現在の状況をもとに、将来の予想を表す

です。

「このままいくと、いつかこうなる」

このように考えられるケースが当てはまります。

 

具体的に例で見ていきましょう。

(1)来週にはこの仕事も片がつきそうだ。

(2)現在の好景気は5年後も続きそうだ。

「そうだ」①で扱った”外観をもとに次の展開が存在していることを表す”との違いは、時間の幅です。

「雨が降りそうだ」「ボタンが取れそうだ」「ボールが落ちそうだ」

これらは、あと少し進んだだけで状況の変化が起きます。

一方で、今回のケースはある程度のスパン同じ状況が続いたときに起きうる変化を推量しているのです。

漫画のコマで考えるとわかりやすいです。

一コマ進んだだけで次の展開がやってくるのか

「〇年後」や「〇日後」のような説明のコマを挟んだ後に次のコマがやってくるのか

 

この二つの境界線は曖昧ですが、とにかく「このままいくとこうなる」と将来の予測を立てるときに推量のモダリティ「そうだ」を使うことができるのです。

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