推量のモダリティ「そうだ」についてお話します。
※「そうだ」はかなり広範囲に意味が広がっているのですが、赤本にのっとって、推量のモダリティとします。
推量のモダリティ「そうだ」
〇接続:Vマス / イ形容詞 / ナ形容詞 +そうだ
例)
動詞のマス形の「ます」を取る。
降ります → 降り(ます)そうだ
イ形容詞の「い」を取る。
おいしい → おいし(い)そうだ
※「いい」の場合、「よさそうだ」になる
※「ない」の場合、「なさそうだ」になる
ナ形容詞の「な」を取る。
元気な → 元気(な)そうだ
「そうだ」を使うケースを一言で表すと……
外観をもとに次の展開が存在していることを表す
例を見て確認してみましょう。
(1)真っ黒な雲が空を覆い、今にも雨が降りそうだ。
雲が空を覆っているので、次の展開として「雨が降る」ことが考えられます。
(2)シャツのボタンが取れそうだ。
ほつれてしまったボタンが一本の糸で服とつながっているような場合、「ボタンが取れる」まであと一歩です。
(3)ボールがテーブルから落ちそうだ。
テーブルのふちにボールがあって、あと一押しで「落ちる」ことが考えられます。
これらに共通するのが、あとほんの少しで次の展開が生じるということです。
今回捉えるべき「そうだ」の軸はこの”あと少し”という要素です。
「そうだ」の意味は多岐に渡るため、まず第一歩としてこの要素を押さえておきましょう!
コメントを残す